(08/28)
ちょっと聞きますが､ドラマ・映画・漫画の『花より男子』って面白かった？
そう､面白かったおもしろかったよね！
ということは､この原作者の別作品がドラマ化されたら見る？
そう､見るよね〜！ いや､見たよね〜！
ということで､8月28日からNHKドラマ8の枠で放映開始されたのが､『花より男子』の原作者である漫画家・神尾葉子（かみおようこ=42）の人気コミックのドラマ化作品『キャットストリート』。
不登校の若者が集まるフリースクールを舞台に､学校からも社会からもはじきだされた若者たちが､傷つきながらも勇気をもって歩き出していく姿を描く。
初めて出会った「友達」､遅れてやってきた「初恋」……さまざまな葛藤の中で､巻き起こる奇跡の青春ドラマというわけだ。
『花より男子』の大成功ゆえに､ファンならずとも大きな期待が寄せられるこの作品。
原作の神尾氏が､今回のドラマ化に際して番組HPにコメントを寄せている。
「浅野妙子先生の脚本が本当に素晴らしくて､お任せしてよかった！と心から思います。キャストの皆様は､とてもみずみずしく､繊細で純粋な雰囲気をお持ちの方々ばかりで､どんなエル・リストンが作られていくのか､本当に楽しみです」
エル・リストンとは､今回の主な舞台であるフリースクールの学校名。
この学校に通う主人公・青山恵都（谷村美月・たにむらみつき=18）を囲むように､恵都の家族やエル・リストンの学友､そして初恋相手や過去の因縁を持つ相手とのドラマが構築されていく。
「この漫画は､どこかで迷っている人や傷ついている人､友人関係で悩んでいる人が読んでくださったらいいな､といつも思いながら描いていました。観終わったときに「さあ､これから頑張ろう！」と思える作品になると思います」
と､原作者本人が太鼓判を押すのだから､その面白さは保証付き。
脚本を手がけた浅野妙子（あさのたえこ=46）も､この作品に強烈なシンパシーを寄せながら書いている。
「年々増えていると言われるひきこもりや不登校の子供たちに向かって､一体､どんな言葉をかけてあげたらいいだろう。私自身､「学校」という容れものが､ずっと苦手な子供だった。社交性､社会性に乏しく､無口で､偏屈で､極度の恥ずかしがり屋で､教師には「自閉症」と言われ､小学校の低学年の頃には､いつでも苛めにあっていた。友達らしい友達もいなかった」と
衝撃の過去まで告白。
さらに､「不登校にならなかったのは､そういう選択肢もこの世にはあるということに､ただ気がつかなかった､それだけが理由かもしれない。今日やることを自分で決める。ただそれだけで､少し世界が変わってくる。「エル・リストン」にある夢のような友愛のドラマは､現実にはそうそう転がっているものではない。でも､小さな一歩を踏み出すことで､世の中は閉ざされていた扉を少しだけ開けてくれる。そう思わせてくれるものが､この物語の中にはある」
漫画界とドラマ界の巨匠二人が「生きるということ」への道しるべとして､心血を注いできた。
今の若者みんなが感じていることをともにし､心の傷を埋め､自分の殻を打ち破り､人生の中で半歩だけ前へ踏み出す。
それを､ドラマを見る方たちが一緒に考え､感じていただけるような作品を目指すと､プロデューサーも公言している。
ただ「面白い」だけじゃないこのドラマで､思いがけないヒントを､あなたもつかめるかもしれない。（古田鉄寿）
そう､面白かったおもしろかったよね！
ということは､この原作者の別作品がドラマ化されたら見る？
そう､見るよね〜！ いや､見たよね〜！
ということで､8月28日からNHKドラマ8の枠で放映開始されたのが､『花より男子』の原作者である漫画家・神尾葉子（かみおようこ=42）の人気コミックのドラマ化作品『キャットストリート』。
不登校の若者が集まるフリースクールを舞台に､学校からも社会からもはじきだされた若者たちが､傷つきながらも勇気をもって歩き出していく姿を描く。
初めて出会った「友達」､遅れてやってきた「初恋」……さまざまな葛藤の中で､巻き起こる奇跡の青春ドラマというわけだ。
『花より男子』の大成功ゆえに､ファンならずとも大きな期待が寄せられるこの作品。
原作の神尾氏が､今回のドラマ化に際して番組HPにコメントを寄せている。
「浅野妙子先生の脚本が本当に素晴らしくて､お任せしてよかった！と心から思います。キャストの皆様は､とてもみずみずしく､繊細で純粋な雰囲気をお持ちの方々ばかりで､どんなエル・リストンが作られていくのか､本当に楽しみです」
エル・リストンとは､今回の主な舞台であるフリースクールの学校名。
この学校に通う主人公・青山恵都（谷村美月・たにむらみつき=18）を囲むように､恵都の家族やエル・リストンの学友､そして初恋相手や過去の因縁を持つ相手とのドラマが構築されていく。
「この漫画は､どこかで迷っている人や傷ついている人､友人関係で悩んでいる人が読んでくださったらいいな､といつも思いながら描いていました。観終わったときに「さあ､これから頑張ろう！」と思える作品になると思います」
と､原作者本人が太鼓判を押すのだから､その面白さは保証付き。
脚本を手がけた浅野妙子（あさのたえこ=46）も､この作品に強烈なシンパシーを寄せながら書いている。
「年々増えていると言われるひきこもりや不登校の子供たちに向かって､一体､どんな言葉をかけてあげたらいいだろう。私自身､「学校」という容れものが､ずっと苦手な子供だった。社交性､社会性に乏しく､無口で､偏屈で､極度の恥ずかしがり屋で､教師には「自閉症」と言われ､小学校の低学年の頃には､いつでも苛めにあっていた。友達らしい友達もいなかった」と
衝撃の過去まで告白。
さらに､「不登校にならなかったのは､そういう選択肢もこの世にはあるということに､ただ気がつかなかった､それだけが理由かもしれない。今日やることを自分で決める。ただそれだけで､少し世界が変わってくる。「エル・リストン」にある夢のような友愛のドラマは､現実にはそうそう転がっているものではない。でも､小さな一歩を踏み出すことで､世の中は閉ざされていた扉を少しだけ開けてくれる。そう思わせてくれるものが､この物語の中にはある」
漫画界とドラマ界の巨匠二人が「生きるということ」への道しるべとして､心血を注いできた。
今の若者みんなが感じていることをともにし､心の傷を埋め､自分の殻を打ち破り､人生の中で半歩だけ前へ踏み出す。
それを､ドラマを見る方たちが一緒に考え､感じていただけるような作品を目指すと､プロデューサーも公言している。
ただ「面白い」だけじゃないこのドラマで､思いがけないヒントを､あなたもつかめるかもしれない。（古田鉄寿）
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