少年マガジンの看板作品『ブラッディ・マンデイ』原作で三浦春馬がドラマ初主演！！

(08/27)

漫画誌をよく読んでいる人にとって､このニュースは決して衝撃ではないかもしれない。

「とうとうキタな」と冷静に対応できるほど､「やっとドラマ界がここに目をつけた」と感じているかもしれない。

そう､週刊少年マガジンで大人気連載中のノンストップアクション・サスペンス作品『ブラッディ・マンデイ』がドラマ化されるのだ。

主人公の高校生天才ハッカーを演じるのは､あの三浦春馬（みうらはるま=18）なのだ。

映画『恋空』やドラマ『14才の母』『ごくせん』などで注目を集め､今一番勢いに乗る若手随一の俳優であり､この作品で満を持しての初主演となる。

気になるあらすじはこちら。

クリスマスイブの夜､極寒の地・ロシアでは､あるウイルス取引が成立していた。

密売組織の男から殺人ウイルスを手に入れた謎の女・マヤ。

マヤの目的はただひとつ､その殺人ウイルスを使って日本でウイルスの感染爆発を起こす事だった。

計画のキーワードは『ブラッディ・マンデイ』。

そして日本にやってきたマヤは､自分を追ってきたロシアの諜報員を射殺し､行方をくらます。

このことを受け､テロ対策の任務にあたる公安調査庁・通称「サードアイ」は､諜報員が残したチップの解析を､弥代学院高等部に通う高木藤丸に依頼する。

藤丸は見た目はごく普通の高校生。

だが､実はハッキングの世界では「ファルコン」との呼び名が通っている天才ハッカーだった。

超ハイレベルなハッキング技術でコンピューターに侵入し､これまでも数々の不正を暴いていた藤丸。

苦闘しながらもあるファイルのダウンロードに成功する藤丸は､その謎のファイルに隠されていた真実に行き当たる。

同じ頃､藤丸の前に､折原マヤと名乗る女教師が弥代学院の教師として姿を現し､藤丸に近づくのだが……。

待望のこのドラマ､『ROOKIES』で社会現象を巻き起こした土曜8時ドラマ枠の3代目として､『恋空』と後を受けて10月にスタートする。

また今回､ネットでの攻防がドラマの軸になる事から､世界を代表する2大IT企業「Yahoo」「Microsoft」と「TBS」3社によるコラボレーションが実現。

史上最強のメディアミックスで､日本全国のPCブラウザにドラマ連動キャンペーン企画を仕掛け､ネットジャックを図るというから､その試みも楽しみなところだ。

そのプロジェクトコンセプトは「SAVE THE EARTH」。

これは地球規模で起こる温暖化などの環境問題､自然災害､戦争､HIVなどのウイルス問題や､子供達の教育環境など､様々な問題を抱える地球を救うために､メディアとして今できる事は何かを､真剣に考えようというプロジェクトだ。

たとえば､チャリティー活動をはじめ､ドラマをはじめYahoo! JAPANやマイクロソフトの各ポータルサイトを見る事で､「SAVE THE EARTH＝地球を救う」事を少しでも各個人が意識し､少しでも実行できるようコラボレーションを図っていくとか。

この他にもドラマ出演者をネットオーディションで決める企画コンテンツも実施。

「Yahoo! JAPAN」「MSN」両サイト共同でアイドルのオーディションを行い､ユーザーの投票によって出演者を決定させる。

選ばれたアイドルは「SAVE THE EARTH」を広めるヒロイン役も兼任するという。

まさに地球を救うためにウイルステロ組織と闘うドラマの内容と掛けたプロジェクトとなり､その規模からも失敗は決して許されない､史上かつてないドラマプロジェクトと言えるわけだ。

10月11日のプロジェクト（オンエア）スタートが､今から待ち遠しい。（古田鉄寿）