ザ・パンチの松尾は、現代お笑い界の最先端をいく男?
(05/16)

お笑いでもっともメジャーなのが、コンビ、トリオなどからなるボケとツッコミの組み合わせだろう。

今まで、ボケの形態は注目されてきたが、ツッコミはその陰に隠れた、いわば女房役、サポート役、縁の下の力持ち役といった印象があった。

しかし、ここにきて、ツッコミが独自の進化を遂げようとしている。

その最たる例が、吉本興業東京本社(東京吉本)所属のお笑いコンビ、ザ・パンチだ。

ザ・パンチは、同じ高校に在学していた浜崎陽介(はまざきようすけ=27)と松尾和範(まつおかずのり=28)の2人によるコンビ。

当初、「パラメ」というコンビ命だったが、2003年に、ネタと演技作りのために浜崎が頭をパンチパーマにしたことをきっかけに、「ザ・パンチ」に改めた。

彼らの特徴は、パンチパーマもさることながら、松尾の“たとえツッコミ”。

浜崎が気持ち悪いボケをすると、松尾がどこか媚びた感じのナヨナヨしたツッコミをするというもの。

たとえば、

「お願い死んで〜」
「親に申し訳ない〜」
「砂漠でラクダに逃げられて〜」
「虫眼鏡で太陽見て〜」
「カンガルーに後ろからちょっかい出して〜」
「ジャガイモの芽いっぱい食べて〜」
「水の無いプールに飛び込んで〜」
「ボブスレーのコースで昼寝してて〜」
「耳掻きしながら転んで〜」
「最前列で相撲見て力士につぶされて〜」
「来世人にならないで〜」

など、ナヨッとしながらも、かなり過激な言動を行う。そして浜崎はそれを見事に無視し、再び松尾を振り回す。というスタイルだ。

一般的にツッコミは、視聴者(観客)の代弁者であると考えられている。

見ている側の思考よりも先にボケに対して突っ込むことで笑いをとるのが基本だ。

しかし、松尾のツッコミはそれに加えて、「たとえ」を出すことによって、見ている側の数歩先を行くことができている。

これが彼らの導き出した、ツッコミ進化系なのだ。

「エンタの神様」(日本テレビ)、「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ)キなどで彼らの雄姿を見られるので、ぜひチェックしてみよう。(古田鉄寿)


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