吉本芸人がテレビから消える!? 相次ぐ不祥事で「吉本離れ」進む
(09/28)
今月26日、11年間続いたフジテレビの看板バラエティ番組『はねるのトびら』が最終回を迎えた。
同番組には吉本興業所属のキングコングやインパルス、ロバートらが出演。
関連グッズなども多数販売されていたが、ここのところは視聴率が低迷していた。
また同局はダウンタウンがMCを務める音楽番組『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』の年内放送終了を発表。
こちらは18年間続いた長寿番組であったが、「番組の時代的役割を果たし終えた」としてその歴史に幕を閉じる。
この他にも、今年4月スタートでダウンタウン・松本人志(まつもとひとし=49)出演の『おもしろ言葉ゲームOMOJAN』は僅か半年で放送を終了。
10月からのフジテレビでは、吉本興業所属の芸人を見る機会が減りそうだ。
相次ぐ番組打ち切りには、視聴率低下のほか、同局による"吉本離れ"の流れが関係しているのだという。
『週刊文春』が報じている。
「以前から局内には吉本の現場マネージャーが番組内容にまで口を出してくるので、制作現場には不満がありましたが、最大の理由は、スポンサーが不祥事を起こした吉本タレントを良く思っていないこと。暴力団と交際の島田紳助、次長課長・河本準一やキングコング・梶原雄太の生活保護費不正受給など、問題が発覚するたびにスポンサーが難色を示しました」(フジテレビ関係者:週刊文春)
吉本芸人による不祥事としては、5月に話題となった河本準一(こうもとじゅんいち=37)の生活保護費不正受給、同月に発覚した梶原雄太(かじわらゆうた=32)の同問題が記憶に新しい。
またその件に関連し、河本を擁護すべくツイッターで一般人に暴言を吐いたブラックマヨネーズの吉田敬(よしだたかし=39)も、出演していた『カルビー』のCMが一時公開中止となった。
テレビ局の運営にはスポンサーの存在が不可欠。
消費者のイメージを第一に考えるスポンサーが、こうした不祥事を起こす芸人の起用を嫌うのは当然だ。
事実、『カルビー』は吉田の騒動がネットで話題になると、即座に自社のサイトからCMを消すという対応を行っていた。
そんな事情に加え、6月に行われた同局の人事異動も"吉本離れ"を加速させる要因になったという。
「常務取締役に就任した大多亮氏は番組編成のキーパーソン。彼は『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』など数々のトレンディドラマをヒットさせた人物でしたが、ダウンタウンなど関西ノリのお笑いが好きではないようです(笑)。
視聴率王者の奪還を目指す大多氏としては、『はねるのトびら』の終了に続き、来年には視聴率低迷を理由に『めちゃイケ』や『ピカルの定理』といった吉本芸人の出演番組にも大鉈を振るう可能性があると見られています」(別のフジ関係者:同)
しかしそうは言っても吉本には人気芸人が数多く所属し、連日お茶の間を賑わせている。
そんな中フジテレビだけが吉本芸人に頼らず、番組を制作していくことは可能なのか。
「吉本芸人を全く起用しないということではなく、タカアンドトシなど下品ではないイメージの芸人は別。
視聴率好調のテレ朝は他局に比べて吉本依存率が低いといわれていますが、実際に太田プロやナベプロなどの在京プロダクションにも人気の芸人はいる」(同)
ここでは"下品ではないイメージ"とあるが、実際、近頃の芸人が多用する"他人をけなす芸"が視聴者に不評なのは事実。
たとえば「なんでだろう♪」のネタで数年前にブレイクしたテツandトモ(ニチエンプロダクション所属)は、ネタやトークの中で決して下ネタや他人の悪口を言わず、子供から大人まで皆が安心して楽しめるという理由で、現在も全国の営業に引っ張りだこだという。
フジの"吉本離れ"が、テレビ界全体のバラエティの質を変えるキッカケになるのかもしれない。(高橋)
同番組には吉本興業所属のキングコングやインパルス、ロバートらが出演。
関連グッズなども多数販売されていたが、ここのところは視聴率が低迷していた。
また同局はダウンタウンがMCを務める音楽番組『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』の年内放送終了を発表。
こちらは18年間続いた長寿番組であったが、「番組の時代的役割を果たし終えた」としてその歴史に幕を閉じる。
この他にも、今年4月スタートでダウンタウン・松本人志(まつもとひとし=49)出演の『おもしろ言葉ゲームOMOJAN』は僅か半年で放送を終了。
10月からのフジテレビでは、吉本興業所属の芸人を見る機会が減りそうだ。
相次ぐ番組打ち切りには、視聴率低下のほか、同局による"吉本離れ"の流れが関係しているのだという。
『週刊文春』が報じている。
「以前から局内には吉本の現場マネージャーが番組内容にまで口を出してくるので、制作現場には不満がありましたが、最大の理由は、スポンサーが不祥事を起こした吉本タレントを良く思っていないこと。暴力団と交際の島田紳助、次長課長・河本準一やキングコング・梶原雄太の生活保護費不正受給など、問題が発覚するたびにスポンサーが難色を示しました」(フジテレビ関係者:週刊文春)
吉本芸人による不祥事としては、5月に話題となった河本準一(こうもとじゅんいち=37)の生活保護費不正受給、同月に発覚した梶原雄太(かじわらゆうた=32)の同問題が記憶に新しい。
またその件に関連し、河本を擁護すべくツイッターで一般人に暴言を吐いたブラックマヨネーズの吉田敬(よしだたかし=39)も、出演していた『カルビー』のCMが一時公開中止となった。
テレビ局の運営にはスポンサーの存在が不可欠。
消費者のイメージを第一に考えるスポンサーが、こうした不祥事を起こす芸人の起用を嫌うのは当然だ。
事実、『カルビー』は吉田の騒動がネットで話題になると、即座に自社のサイトからCMを消すという対応を行っていた。
そんな事情に加え、6月に行われた同局の人事異動も"吉本離れ"を加速させる要因になったという。
「常務取締役に就任した大多亮氏は番組編成のキーパーソン。彼は『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』など数々のトレンディドラマをヒットさせた人物でしたが、ダウンタウンなど関西ノリのお笑いが好きではないようです(笑)。
視聴率王者の奪還を目指す大多氏としては、『はねるのトびら』の終了に続き、来年には視聴率低迷を理由に『めちゃイケ』や『ピカルの定理』といった吉本芸人の出演番組にも大鉈を振るう可能性があると見られています」(別のフジ関係者:同)
しかしそうは言っても吉本には人気芸人が数多く所属し、連日お茶の間を賑わせている。
そんな中フジテレビだけが吉本芸人に頼らず、番組を制作していくことは可能なのか。
「吉本芸人を全く起用しないということではなく、タカアンドトシなど下品ではないイメージの芸人は別。
視聴率好調のテレ朝は他局に比べて吉本依存率が低いといわれていますが、実際に太田プロやナベプロなどの在京プロダクションにも人気の芸人はいる」(同)
ここでは"下品ではないイメージ"とあるが、実際、近頃の芸人が多用する"他人をけなす芸"が視聴者に不評なのは事実。
たとえば「なんでだろう♪」のネタで数年前にブレイクしたテツandトモ(ニチエンプロダクション所属)は、ネタやトークの中で決して下ネタや他人の悪口を言わず、子供から大人まで皆が安心して楽しめるという理由で、現在も全国の営業に引っ張りだこだという。
フジの"吉本離れ"が、テレビ界全体のバラエティの質を変えるキッカケになるのかもしれない。(高橋)
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