今、貧乏ですが何か?小室哲哉自伝が“お蔵入り”した台所事情
(11/07)

投資家への音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉(こむろてつや=49)

住民税の滞納で、自宅のある東京都港区役所から著作権使用料の一部を差し押さえられていることなど、生活の困窮ぶりを示すエピソードが次々飛び出してきているが、今度は“印税獲得”を狙った自伝の出版がお蔵入りしていたことが明らかになった。「内外タイムス」が報じている。

この自伝出版を巡る報道が出るのは、今年の夏以来二度目だ。

「タイトルは『小室哲哉 4年間の空白』で、かなり赤裸々なノンフィクション自伝に仕上がる予定だった。

9月に発売が予定され、初版は異例の10万部、出版社も決定していたが、突然お蔵入りになった」(出版関係者・内外)

小室容疑者は全盛期の96年に1冊目の自伝「小室哲哉 真相の美意識」を発売したが、2冊目の自伝では自ら味わった“ドン底”を描こうとしていたという。

「『告白』、『生と死』、『明暗』、『今、貧乏ですが何か?』などかなり意味深な見出しで各項目がつづられていたそうです。

特に『今、貧乏ですが何か?』の章には全盛期に比べていかに金がないのかが詳細に語られていたらしい。さすがに、音楽著作権売買にまでは触れられてなかったようですが」(同)

「今年の春ごろに小室容疑者の意向を受けた事務所スタッフが何人かの出版プロデューサーと会って話をしたそうです。

ところが、最初のタイトルは『小室哲哉 ゼロからのスタート』という平凡なもので、どこも相手にせず“たらい回し”されたとか。

ある出版プロデューサーにタイトルの変更を提案され、『小室哲哉 4年間の空白』にしたそうです。10社ほどの出版社から1社が決まった。

小室容疑者の事務所が『今、貧乏ですが何か?』はどうしてもNG、とクレームをつけて譲らなかったようです。

出版にかかわった人間は、まさか今回の事件のようなことになっているとは誰も知らなかったようで、事務所関係者のクレームを全く理解できなかったといいます。

小室容疑者が1万部を買い取るということで話もついていたそうです。

大手の芸能プロや、決して表に出てはいけない関係者の固有名詞がちりばめられていたとか。そんな本が表に出れば、小室容疑者は芸能界から抹殺されます」(芸能記者・内外)

一連の報道では、“芸能界のドン”バーニングプロダクション・周防郁雄との関係が取沙汰されたり、問題の著作権を買い取っていた“音楽出版社”の一つがエイベックスであることが、なぜか伏せられていることが多かったりと、なにかと“闇”の部分がついて回っている。(淺川)


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