フジ「幸せの時間」の性表現をBPO注意! 中学生役・伊藤梨沙子脱衣シーンなど!
(02/27)

昨年11月〜12月に放送された昼ドラ『幸せの時間』(フジテレビ系)で、過激な性表現があったとして放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」は26日、同局に注意を促す委員長談話を出すことを決めた。
同委員会が委員長談話を出すのは初めてだ。

同作は、家族の崩壊と再生を生々しく描いた作品。
女子中学生が、成人男性の前で服を脱ぐシーンなど、近年では稀にみる過激な性描写が目立った。
視聴者からは、「子供が見たら悪影響を与える」などの苦情が殺到し、委員会は昨年末から審議をしていた。
女子中学生役を演じていたのは、当時16歳だった伊藤梨沙子(いとうりさこ=17)。
成人男性役を演じていたのは、柳沢慎吾(やなぎさわしんご=50)だ。

今月23日時点でフジテレビは、
「ドラマのテーマを伝えるために必要な表現と考えた。
放送基準には準拠している」
と説明。
しかし委員会は、
「視聴者を愚弄したと受け止められる危険性があると自覚してほしい」
「逸脱した表現は、地上波の表現の自由に自ら枷をはめることになる。
視聴率のためには過激な性表現の話題づくりも必要と考えたのではないか」
など厳しい指摘を行なっていた。

委員長によると、ドラマ制作をした東海テレビは、
「番組の公共性の考え方に甘さがあったことを認め、今後のチェック体制を強化すると回答している」
と話しているという。
委員長談話は、3月4日の年次報告会で発表される。
再発防止を求める内容になるという。(石森)


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