原監督が選手批判を辞めたワケ! なでしこ・佐々木則夫監督の影響か!?
いつまでも変わらぬハツラツとした爽やかさで、54歳を迎えた今も"若大将"という愛称に違和感がない巨人・原辰徳監督。
その爽やかさは"1億円スキャンダル"に見舞われても揺らぐことはなく、ホームランを打った選手をベンチで迎え入れる際のグータッチも健在だ。

そんな若大将も、選手たちへの批判は決して爽やかではない。

試合でミスをした選手を徹底的にこき下ろすのは日常茶飯事。
かつては不甲斐ない投球をした内海に対し、
「ベストピッチでしょう」
と笑えない皮肉を吐き捨てたこともある。
リーグ首位を独走している現在も、納得がいかなければ、
「どんな言葉で形容していいか分からないほど見苦しい守備」
「4番打者がポコンとやってるようじゃ、チーム全体が重くなる」(引用:ともに日刊ゲンダイ)
などと容赦ない選手批判を展開。
敗戦の責任を全て選手に擦り付ける言動はファンだけでなく、かつてのコーチたちからも批判されているほどだ。

しかし3日のDeNA戦後、原監督にある変化が見られた。
1回無死一、二塁の場面で、二走・長野が盗塁死したことを振り返り、
「あそこでスチール(盗塁)というサインを出した私が悪い。私が悪いということにしておきましょう!ちょっと情けないけど…」(同)
とコメント。
岡崎郁ヘッドコーチが、
「いいスタートでないのに強引にっていうのはよくない」(同)
と長野に苦言を呈したにも関わらず、選手のミスをかばったのだ。

一体、原監督にどのような心境の変化があったのだろうか。
原監督に近い関係者は、なでしこジャパンをW杯制覇に導き、ロンドン五輪でも銀メダルを獲得した佐々木則夫監督を引き合いに出し、こう説明している。

「"引き分け狙い"じゃないが、指揮官の発言が思わぬ波紋を呼んだり、結束に支障をきたすことがありうる。原監督は、これからが踏ん張りどころなので慎重になっているんじゃないか」(同)

阪神と1-1の引き分けに終わった7日の試合後、先発・沢村について、
「まあ、一言二言、言いたいところはあるけど、グッと我慢」(ニッカンスポーツより)
と語り、ここでも選手批判を行わなかった原監督。
いつまで辛抱できるかは分からないが、このチャンスに若手選手らは失敗を恐れないプレーでアピールしてほしいものだ。
(2012年8月13日)
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