★政府がアンジェリーナ・ジョリー初監督作品の撮影許可を取り消し!戦争被害者激怒のラブストーリーが引き金に(2010/10/16)
アンジェリーナ・ジョリーの初監督作品の撮影許可がボスニア・ヘルツェゴビナ政府によって取り消されたと報じられている。
同映画はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を舞台にしたラブストーリー。脚本はアンジー自らが手がけ、これまでに発表された情報では「紛争前日に出会った男女が紛争によってその運命を翻弄されていく」という内容だった。しかし先日、それとは全く異なる内容が報じられたことから事態は急変する。
米E!によると、脚本を手にしたという地元メディアが「紛争中に兵士である男性が民間女性をレイプし、2人が恋に落ちる」という内容だったと報道したそうだ。この驚愕の内容に戦争犠牲者女性連盟が「私たち被害者をこれ以上苦しめる行為は絶対に許さない」と怒りの声明を発表。国内では大きなアンジー批判の声があがり、ボスニア当局は「別の脚本を提出するまで撮影許可を取り消す」とした。
これに対しアンジー側は「今作の脚本は主要人物のデリケートな問題を扱っているため多くの“ねじれ”が存在する。完成した映画を観ればその意味が明らかになるだろう。どうか、そのときまで判断を保留して欲しい」との声明を発表して反論した。
撮影はすでに始まっておりアンジー側はもはや引き下がれない状態。国際間の問題にも発展しかねないだけに、報じられた脚本の真偽も含め、今後の展開に大きな注目が集まっている。
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