一九○五
前田敦子、黒沢清監督「一九○五」で世界的女優へステップアップ!
(2012/09/11)

AKB48を卒業した前田敦子(まえだあつこ=21)が、来秋公開の日中合作映画『一九○五』に出演することが9日、分かった。

同作は、『CURE』や『トウキョウソナタ』が世界的に高い評価を得ている黒沢清監督の初外国語作品。
1905年の横浜を舞台に、取り立てのため来日した高利貸しの楊、国粋主義者グループの加藤、楊が金を貸した中国人を世話していた宮子という孤独な3人の男女の国境を超えた交流を描く。

主人公・楊を演じるのは香港のトニー・レオン(50)。
2000年に映画『花様年華』でカンヌ映画祭の主演男優賞を獲得したほか、出演作が2度もベネチア映画祭で金獅子賞(最高賞)を受賞しているアジア屈指の大物俳優だ。

前田演じる宮子は、トニー演じる主人公・楊を魅了し、大きな影響を与えるという重要な役どころ。
AKB48卒業後初の映画で、女優として国際舞台へ羽ばたく前田は、
「世界を舞台に活躍されている黒沢清監督の作品に参加できることに、とてもワクワクしています」
とコメント。
つづけて、
「女性のあらゆる魅力を持っている宮子を全力で演じたい。女優としての素晴らしい経験になるように頑張ります」
と強い決意を語っている。

同作の篠原弘子プロデューサーによると、宮子役のキャスティングが最も難航したとのこと。
そんなとき、2007年に公開された前田の映画デビュー作『あしたの私のつくり方』を観て、白羽の矢を立てたという。
篠原プロデューサーは、
「(映画を観たときに)『宮子がいた!』と叫んだのです」
と明かしつつ、
「往年の大女優が持っていたような大きさ、強さを兼ね備えた、類まれな女優だと思います。この映画でどこまでその成長が見られるか、楽しみです」
と大きな期待を寄せている。

また、日本からは加藤役で松田翔太(まつだしょうた=27)も出演。
ほぼ全編中国語のセリフに挑む松田は、
「自分を奮い立たせながら緊張感を持ち、それと並行して意識をリラックスさせ、今の自分に自信を持って撮影を楽しみたい」
と意気込みを語っている。

同作は世界配給を視野に入れており、早くも台湾、香港での公開が決定。
前田にとっては、"日本のアイドル"から"世界的女優"へステップアップするための重要な試金石となりそうだ。



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